亀田 南海雄氏 インタビュー
NAMIO KAMEDA INTERVIEW
映像カメラマンとして世界中を飛びまわり、
華やかな経歴を持つ亀田南海雄氏。
「逢いたくば」を通じてのこれからの時代への想いをどうぞご覧ください。
■「逢いたくば」プロジェクトへ参加しようと思ったきっかけは?
八木の写真を見た時に、
僕がドキュメンタリーのカメラマンとして今まで生きてきて、
「楽しいものを撮りたい」という自分の想いと一致していたから。
人間として、
悲しいものを見るのはもう終わりの時代に来ているように思う。
やはり人は幸せで
ハッピーで
いつも笑顔である方が楽しいと思う。
だから参加しました。
■「逢いたくば」から伝えたいこと
他の人は何か色々あるのかも知れないけど・・・(笑)
僕はみんなで一緒にやる事が一番だと思ってる。
できるだけみんなでいろいろなことをする。
僕にとっては、
死ぬまでにどれだけの人と会えるかが、
これからの楽しい人生において大事なことだから。
■「逢いたくば」のこれから
今年一年は、
もう腹を括って手弁当でボランティアで
自分のできることをするって決めたけど、
来年はもっと大きく自由に広くやりたい。
「もっともっと日系ブラジル人のことを知ってゆきましょう」
「みんなと新しい日本人と日系ブラジル人の
コミュニケーションを作りましょう」
そういう事を伝えていきたいね。
■今までカメラマンとして生きてきて・・・
よく、
「レンズは本当の事を語る」とか言いながら
簡単に悲しいものとか醜いものとかを撮っているけれど
本当は語っていない。
その裏にあるものというのは
もっともっとハッピーで幸せで
もっと豊かなものであるはずだと思う。
悲しいものとか醜いものは
瞬間的な現象でしかない。
それは簡単に出来ることなんです。
人の悲しみとか醜さを描くのは簡単なこと。
だけど
人の幸せや豊かさ・・・
心から笑っている笑顔を描くのは大変難しい。
そう思っています。
2008 「逢いたくば」プロジェクト